「今日一日終えての感想を。」 「疲れました」 「ぶはっ」 電話の向こうで国谷は笑いをこらえている。 「あいつと面と向かって話すお前をすごいと思うよ」 お褒めの言葉は有難いが正直、あまり喜べない。 ここ4,5日、美香の家に行き、あいつの世話をしていた。 「爆破されたくなければ私に “愛してる”と言い続けなさい」 「愛してる愛してる愛してる愛してる(棒読み)」 「違うわ!」 バンッとテーブルを叩き、立ち上がったと思ったら 急に愛を語りだす。