怜人の彼女、そう伝えると怜人はバカにしたように笑った。


『ウソだろ?俺がお前みたいな地味な女相手にするわけないだろ?』


怜人の中から私の存在が消えていた。


必死で怜人を繋ぎとめたくて、思いだしてほしくて、


何度も何度も怜人に会いにいった。


そして怜人の怪我が治った秋の日。


怜人から告げられた。


『そんなに言うならさ、




ヤらせろよ』



と。



その日は私たちが付き合ってからちょうど一周年の日だった。