情事が終わると怜人はすぐに私から離れ一人シャワーを浴びに浴室へと消える。


『知奈の体柔らかい』


『えっ!?私、太った!?』


『違う違う、柔らかくて気持ちよくて安心するって意味』


怜人は大学ではちょっとクールっていうイメージだけど、私とふたりきりになると甘えてくる。


それが愛しくて愛しくて―――。



「あんたまだいたの?」


いつの間にか浴室から出てきた怜人の声にビックリした。