入学式の朝、いつもより早く起きた。 というより、目が覚めた。 緊張からか朝ご飯が喉を通らない。 「あーんーっ!!」 『えっ!?』 時計を見ればもう8:30だった。 『やばっ!!お母さん先に行くね。行ってきます!』 「いってらっしゃい。途中でこけないようにしなさいよ。お父さんと後から行くからね」 「失敗して恥なくなよ」 『うっさい、はる兄!!んじゃ行ってきまーす』