朝食後、クリスが尋ねた。
「本日はどうなさいますか?」
「また、図書館に行きたいです。もうすぐ読み終えるので」
「私は部屋の前にいます。着替えたら呼んで下さい」
「はい」
そういえば、自分は寝巻きのままだった。でもこれはいつものことだった。
ソフィアは普段着であるドレスを着用すると部屋の前で待っているクリスを呼んだ。
「行きましょう。クリスさん」
「はい」
二人が図書館へ向っていると城内のメイドや騎士が挨拶をしてくる。
「ソフィア姫、おはようございます」
「おはようございます」
挨拶をしてきた一人一人に返していく。
ソフィアは次期皇帝候補の1人である。そのためか、ソフィアは城内から一歩も外へ出たことが無い。そのため、外の世界を全く知らないのである。
図書館に着いた。
「クリスさん。ここまででいいですよ」
「では、外で待っていますね」
ソフィアが図書館へ入ると、司書アメリアスが挨拶をしてきた。
挨拶後、ソフィアは朝読んでいた歴史の続きの本を探すことにした。が、一万年前の歴史は現在借りているのが最後だという。
「司書アメリアス。一万年前の歴史は私が借りているので最後なんです?」
「ええ、そうです。…ですが、一年前の歴史には最後に裏話があるとの噂ですよ」
「裏話ですか?」
「今借りている本は読みましたか? 最後は──……」
「まっまってくださいっ。まだ読み終えてないです」
「……ふふ。とりあえず、裏話が知りたいならまた来なさい」
「はい…!」
返事をすると、ソフィアは違う種類の本を数冊ほど借り、図書館を後にした。
図書館を出るとクリスが待っていた。なにやら手を出している。
「……クリスさん。体はもうおじいちゃんなんですから、無理しないで下さい」
「ですが…」
「自分で運べます」
クリスが手を出している理由は本を運ぶためだったのである。だが、クリスは一応老体であるため、ソフィアは必死で拒否する。
「…では、二冊お持ちします」
「うう…、分かりました」
以外とクリスも使用人であるため引き下がれない。最終的にクリスは二冊を部屋まで運ぶことになった。
「本日はどうなさいますか?」
「また、図書館に行きたいです。もうすぐ読み終えるので」
「私は部屋の前にいます。着替えたら呼んで下さい」
「はい」
そういえば、自分は寝巻きのままだった。でもこれはいつものことだった。
ソフィアは普段着であるドレスを着用すると部屋の前で待っているクリスを呼んだ。
「行きましょう。クリスさん」
「はい」
二人が図書館へ向っていると城内のメイドや騎士が挨拶をしてくる。
「ソフィア姫、おはようございます」
「おはようございます」
挨拶をしてきた一人一人に返していく。
ソフィアは次期皇帝候補の1人である。そのためか、ソフィアは城内から一歩も外へ出たことが無い。そのため、外の世界を全く知らないのである。
図書館に着いた。
「クリスさん。ここまででいいですよ」
「では、外で待っていますね」
ソフィアが図書館へ入ると、司書アメリアスが挨拶をしてきた。
挨拶後、ソフィアは朝読んでいた歴史の続きの本を探すことにした。が、一万年前の歴史は現在借りているのが最後だという。
「司書アメリアス。一万年前の歴史は私が借りているので最後なんです?」
「ええ、そうです。…ですが、一年前の歴史には最後に裏話があるとの噂ですよ」
「裏話ですか?」
「今借りている本は読みましたか? 最後は──……」
「まっまってくださいっ。まだ読み終えてないです」
「……ふふ。とりあえず、裏話が知りたいならまた来なさい」
「はい…!」
返事をすると、ソフィアは違う種類の本を数冊ほど借り、図書館を後にした。
図書館を出るとクリスが待っていた。なにやら手を出している。
「……クリスさん。体はもうおじいちゃんなんですから、無理しないで下さい」
「ですが…」
「自分で運べます」
クリスが手を出している理由は本を運ぶためだったのである。だが、クリスは一応老体であるため、ソフィアは必死で拒否する。
「…では、二冊お持ちします」
「うう…、分かりました」
以外とクリスも使用人であるため引き下がれない。最終的にクリスは二冊を部屋まで運ぶことになった。

