そして、陽鞠が言った。 「…優之介、さっき花火始まる前… 何て言いたかったの?」 「…えっ、えーと…あれは、その…」 まさかキスがしたかったとは 口が裂けても言えない。 だけど、陽鞠はそれを見抜いていた。