ふと、陽鞠の浴衣に目が行く。

陽鞠の浴衣は、
白地にピンクの花柄で、
陽鞠によく似合っていた。

「…陽鞠。」

優之介が切り出した。

「ん?」

「その…浴衣、似合ってる。」

優之介は耳まで真っ赤だ。

陽鞠は笑いながら言った。

「クスクス…ありがとう。
優之介も、似合ってるよ。」

「…サンキュ。」