「…こうするんだよ。」

龍之介はそう言って、
優之介をぎゅっと抱き締めた。

「…!!」

優之介は照れて顔を真っ赤にしている。

普段陽鞠にもあまり
抱きしめたりはしないせいか、
慣れない。

しかもされているのが実の兄と来た。