夏が来た。

優之介は体調も良く、
毎日学校に通えていた。

兄夫婦とも仲良くしている。

微妙な境界線は未だにあるけれど。

踏み込んできてほしくないし、
優之介自身も
向こうには踏み込まない。

迷惑をかけたくないから
我慢して気を遣っている。