「でも、ちひろから
手紙はもらってるんだ。」

「そうなの?」

「見る?二階にあるけど。」

「どうする?優之介。」

「…そうだな、行くか。
歩き回るのも疲れたし。」

「それが一番の理由でしょ?」

「ちっ、バレた。」

優之介はそう言って笑い、
二階に上がった。