そんな陽鞠の異変に
いち早く気づいていたのは、
柚琉だった。
柚琉は陽鞠の隣に並べるよう、
わざと歩くスピードを
落として陽鞠に話しかけた。
「…何かあった?」
「え?」
「さっき、優之介と2人で向こうに
消えたあたりから何か変だからさ。」
「…バレてたか。
ちょっと、優之介と
言い合いになって…。」
「僕でよければ話位聞くけど?」
「…ありがと。でもいいの。
私が悪いんだし。」
そう言うと、また陽鞠は
ぎこちない笑顔を向けた。
いち早く気づいていたのは、
柚琉だった。
柚琉は陽鞠の隣に並べるよう、
わざと歩くスピードを
落として陽鞠に話しかけた。
「…何かあった?」
「え?」
「さっき、優之介と2人で向こうに
消えたあたりから何か変だからさ。」
「…バレてたか。
ちょっと、優之介と
言い合いになって…。」
「僕でよければ話位聞くけど?」
「…ありがと。でもいいの。
私が悪いんだし。」
そう言うと、また陽鞠は
ぎこちない笑顔を向けた。

