flower~ミルクティー another story~

「…すけ!!ゆーのすけってば!!」

ハッと我に返ると、悠里が呼んでいた。

「…何?」

「聞いてなかったの?
さくら祭り、参加する?」

「あぁ、ごめん…。無理だ。」

「えーっ、今年も!?」

「ちょっと、悠里。
忘れたの?
優之介が参加出来ないのなんて
いつもの事じゃないの。」

「そりゃそうだけど…。」

「この機会に好きな人誘えば?」

「ちょっと、のばら!」

「いいじゃない。
私も彼氏と行くし。」

「むぅー、
まだ少ししか
話した事ないもん。」


悠里はそう言って膨れた。