―…声がする。

「おーい、会長起きろ~。」

優之介はゆっくり目を開けた。

「お、起きた。」

同じ班のメンバー、
野上 崇(シュウ)が言った。

「…あれ、夜…?」

「そうだよ。今から飯だってさ。」

「…解った。」

優之介はベッドから
身を起こすと、部屋を出た。