ミルクティー

「良かった…。
久しぶりに声聞けて。
おかえりなさい、柚琉。」

「長い間、ごめん。」

「…ううん。私たちは
あなたが居てくれるだけで嬉しいわ。
もちろん、声が出たのも
嬉しいけれどね。」

母親が言った。