「良かった…。 久しぶりに声聞けて。 おかえりなさい、柚琉。」 「長い間、ごめん。」 「…ううん。私たちは あなたが居てくれるだけで嬉しいわ。 もちろん、声が出たのも 嬉しいけれどね。」 母親が言った。