目の前の両親が、驚いた顔をしている。 カウンターから出てきて、 柚琉を交互に抱き締めた。 「柚琉!! 声、戻ったのか!!」 正確には出そうとしなかっただけだが、 今の父親にはそんな事 どうでもいいのだろう。