「…起きて良いの?」

「うん。」

そして祐輔は言った。

「倒れたのも発作起こしたのも、
優衣のせいじゃない。
僕が翔真の制止振り切って
走ったのがいけなかった。
だから、それで優衣が
自分を責めるのは違う。」

「だってそれはあたしが
走って逃げなきゃ
祐輔だって走らずに済んだのよ!!」