翌日は休日で雨が降っていたけど、
優衣はちゃんと起きてきて
父親が作ったご飯を食べた。

父親も翔真も昨日の事に
ついては何も言わず、
代わりに別の話題を振る。

その気遣いは嬉しかったが、
優衣は2人に
気を遣わせてしまうことが
申し訳なかった。

(…強くならなきゃ。)

優衣は決意を新たにした。