保健室。

「…祐ちゃん、いる?」

すると、保健室の先生が出てきた。

「しっ、三枝くんなら
今眠ったとこよ。」

「どうかしたんですか?」

「同級生とトラブルになってね、
軽い発作を起こしたから、
休ませてるの。
桐生さん、三枝くんと
仲良いでしょ?」

「はい。」

「それで言い合いになったみたい。
仲をからかわれたんだって。
可愛いわね。
多分二時間ぐらい寝たら
目も覚ますでしょうから、
その時迎えに来てあげて。」

「はい。」

優衣は教室へ戻った。