翌日。

朝、祐輔が来ているのを確認すると、
優衣は保健室まで行った。

「祐ちゃん、いる?」

「…お、来た。」

「おはよう、祐ちゃん。」

「おはよう、優衣。」

「昨日のいいもの、って何?」

「それはね…はい。」

「何これ?」

渡されたのは綺麗に
ラッピングされた小さな箱。