夜。

食事を済ませて、お風呂に入る。

班会議を終えると、
優衣は祐輔を呼び出して
こっそり外に出た。

ホテル近くの海に行く。

「波の音が心地良いね…。座ろっか。」

「うん。」

砂浜の上に直に座る。

9月だから当然海には入れないけれど、
音を聞いているだけで良かった。