「生きてるよ、祐輔。
ちゃんと動いてるし、息してる。
当たり前だけど
当たり前じゃないんだよ。」

「…優衣。」

「明日を保証されてる人間なんか
この世にいないもん。」

「…そうだね。」

「だからこそ今を精一杯生きなきゃ。
一秒を無駄にしないように。」

「うん。」

祐輔は改めて今、
命がある事に感謝した。