でも、一つわかることがある。
夏実は敵じゃない。
見方、とも言えない。
それだけだ。
おそらく私にとって、そんな大雑把なカテゴリーにわけられる人間ではない。
もっともっと重要なカテゴリーで、重要な人間。
しかし重要な部分がわからない。
だから。

その重要な部分がわかるまで、私はオマエの見方であろう。

私はそう思い、静かに心でわらった。