部屋のドアは閉まっていて、いつもは普通に開けて入るけど、そのドアは開けるなと言っているようだった。 恐る恐るドアノブを回す。 いつもと同じ部屋のはずなのに、薄暗く、人を拒んでいるようだ。 部屋の奥のベッドに実衣はどこか一点を見つめて座っている。 電池が切れた人形のように。 俺は正直どうすればいいのかわからなかった。 いつもは明るい実衣が、ここまで変わってしまうなんて。