BLUE〜よりくんと優子の物語〜



話の続きをしようとしたとき、

店のドアが開き

外の冷たい空気が入ってきた。



「いらっしゃいま・・・

あれ、より。」



マサヤンは撮影をやめて、

ケータイをポケットにしまった。



黒のスーツに、黒のサングラス。

ビシッとワックスでキメた髪。


一瞬どこのオッサンが入ってきたのかと思ったら、

よりくんだった。


なぜかみんな静まり返る。