久しぶりにお母さんと二人で ご飯を作る生活が戻ってきた。 今まであたしは、 炒めるか盛りつけるかのどっちかだったけど、 帰ってきてからは丸々一品 任されるようになった。 「上達してるやないの。 ちゃんと料理作ってたんやねぇ。」 「あ~。疑ってたん?」 二人笑いながら、 お母さんは昔のことを話し出した。