先輩たちからパシリに使われ、 もはや手ぶらで来ることは許されない状況になっても、 必ず集会に参加する。 腹ペコの俺たちには助かる存在だったが、 よりだけは食料を受け取ろうとしなかった。 「人の金で食わしてもらいたくない。」 よりはそう言ってそっぽ向いた。