どれだけ苦しかったか。 歩き慣れた廊下を。 あたしは全力で走り抜いた。 魂のこもった、 哲からの言葉。 "愛してる" あたしは一生。 哲のことは忘れないと思った。 「ありがとう…、哲」 そしてあたしは。 1人寂しく家に帰った。 哲にもらったネックレスは、 なくさないように タンスの中にしまっておこう。 思い出を。 哲をなくさないように。 大事に大事に、 しまっておこう。