『日和は俺が責任持って大事にしますから』 静かな小道に、肌寒い位の緩い風。 一分の狂いもない端正な横顔。 大好きだった叔父の晴哉さんのお墓の前で、秋人さんは見た事ない位真摯な表情でそう言った。 その声は、多分、今までで一番胸に響いて。 誰かと一緒に来た事のない大切で唯一のこの場所。 唯一の人の前で、 「秋人さんと、また一緒に来ますね」 あたしは素直にそういえた。