抱きつかれることに抵抗があった。 だってドキドキするし。 ハグする時の創美の甘い香りが、余計俺を狂わせる。 けど、今は慣れた。 慣れたと言うより、ハグが無いと落ち着かないって言うか… 創美のハグは、冷めきった俺にありったけの安心感をくれる。 そう、あの泣いた時のように。 だから、創美がハグをしてくれている時、俺は無防備になる。 とても落ち着く。 さすがにこんなこと本人に言ったら、ヘンタイ扱いされそうだから言ってないけど。