翌朝、甘い香りで目を覚ますと、創美がキッチンでホットケーキを焼いていた。 まるで絵画のようだ… 創美は起きた俺に気付いたようで、 「おはよう。勝平(しょうへい)さん。」 と挨拶をしてくれた。 俺は知らなかった。 自分以外の人と朝を迎えることが、こんなにも新鮮だなんて。 昨日、他にも二人で色んな事を話した。 その時に、創美は俺と同じ23歳と言うことがわかった。 だからこれからはお互いタメ口で話すことにした。