「まあ、二日間よろしゅうな。わしは荻原慶事(おぎわら・けいじ)や」
「あ、あたしは二ノ宮桃(にのみや・もも)。よろしくぅ」
キャバ嬢と同伴のおっさんみたいだ。
「僕は柳葉草。こっちは美和雫です」
「初めまして」
「おう、よろしゅうな。そっちのあんちゃんは?」
「佐藤誠だ」
「ほな、そっちは」
「雪菊菜子です。こっちは、蓮見灯籠」
「どうも」
「お?二人はアベックかいな。がはは、いいのぅ、青春せえよ」
「やーだー、けいちゃんも青春真っ盛りじゃん!」
「おお、そやったそやった。あー、ところでおまいらにお願いがあるんが、聞いてくれるかいのぅ」
特に拒絶することもなく、みんなは黙って聞いた。


