アイゼンハイムからの招待状



「こりゃまた、けったいな部屋やなぁ」


脂ぎった顔相応しく、ぜい肉が主をしめる体のおっさんと、やけに若い女性の二人組だ。


「こちらで少々お待ちください」


「ああ、ちょい待ち。わし、コーヒー、紅茶だめなんや。暑いからジュースにしてくれな」


「あ、あたしもー」


「かしこまりました」


関西弁だと今更ながらに気付いた。


どっこいしょういち、とかなんとか言いながら、ソファーに深く腰かける男性。女性は始終、男性と腕を組んでいた。……脂とか大丈夫なのか。


「これで全員かいな?」


「じゃねえの。文通相手四人とその連れとか言っていたし」


敬語を使わない佐藤に対して、見た目通り、寛大な男性はそうかいとふうと息を吐く。