アイゼンハイムからの招待状



ふんふんと僕を一通り見た後、にっこりとなーこさんは。


「そーちゃんは可愛いよねー。よし、これをつけてみてくれたまえ!」


上から目線で何を出すかと思えば……。


「じゃーん!黒猫耳ー。本当は灯籠用に持ってきたけど、この際君につけてもらおー」


紛れもないコスプレグッズだった。


呆然。いや、コスプレグッズを常備している人を初めて見たぞ。


「お前、こんなとこにまで……。痛い趣味を晒すな」


「えー、こんな時だからこそだよー。都会の喧騒がない安らかな空間。つい、猫になりたくなるだろうと思い」


「つい、からの言葉がもはや倫理にかけているな」


「この場所なら灯籠もつけてくれると思ってー」


「つけるかっ」


わー、夫婦漫才。

必死に黒猫耳を装着させようとするなーこさんを防ぐ蓮見さん。訂正、この二人、お似合いだわ。