アイゼンハイムからの招待状



黒猫耳で微かに男性が反応したようなはさておき。


「あ、僕たちはアイゼンハイムの……」


「へっ、あなたがアイゼンハイムなの!」


話を最後まで聞かない人だ。雫にそっくりな。


「違います。アイゼンハイムの代理で来ました、柳葉草です。こっちは美和雫」


「初めましてー」


ぺこりとする雫を見て、女性はそっかぁと納得したようだった。


「アイゼンハイム来れないんだー、奥様があれほど手紙で話していたから期待していたのに……。あ、私は雪菊菜子(ゆぎく・なこ)。なーこって呼んでー。こっちは黒猫君ね」


「蓮見灯籠(はすみ・とうろう)だ、バレる嘘を教えるな」


なーこさんは洒落っ気がある人だなぁ。男性も男性で的確なツッコミをするし、いいペアなのかもしれない。