*゚-*゚-


1時間程かかって先輩ん家に着いた。



先輩のお父さんが荷物を運んでくれていた。



私の部屋は先輩の部屋の隣……



な、なんか……
恥ずかしいな…



「佐原、これお前のだべ。」



先輩が手に持っているのはくまのぬいぐるみ。



「あぁ♪私のです♪」

「もうボロじゃん、それ。捨てれば?」



くまのぬいぐるみを見て言う。



私は先輩からくまのぬいぐるみを奪い返す。



「イヤです!これだけは捨てられませんから!」

「な~んで?」



憎たらしい……
←(怒)



「これは!私の両親の形見なんです!」

「形見?」



そう、これは形見。



両親は旅行から帰ってくる時に事故にあった。



このくまのぬいぐるみは私へのおみやげだった……




「へー…まぁんな事興味ないから早く片付けろよ?」



そう言うと先輩は私の部屋から出て行った。



興味ないなら、
別にいーじゃんか……