芽衣にはちゃんとスプーンで食べるように叱り、マンボウは仕方がないのでせめて落ち着いて食べてくれとお願いした。


魚にお願いする人間は、世界中探しても俺くらいだろう。


なんかおかしくなってきて、なんとなく炒飯を食べる芽衣とマンボウのツーショット写メを撮っておいた。


食事も落ち着き、とりあえずマンボウの名前を考えることになった。


芽衣いわく「マンボウって名前は可愛くない」だそうだ。


最初は魚に名前をつけるのはどうなのかなと思ったが、マンボウって名前だと少々味気ないし芽衣からしたら会話をしづらいのかもしれない。


それに一応我が家のペットになるわけだし、やはり名前は必要だろう。


そこで芽衣にマンボウの名付け親になってもらった。


芽衣なら可愛らしい名前をつけそうだ。


うーんと考え込むと、芽衣は良い名前が思いついたのか、すぐに笑顔へと変わった。


「マン子ちゃんがいい!」