連絡帳に一言書いておくか。


芽衣の幼稚園バックから連絡帳を取り出す。


連絡帳の最後のページを探していると、先ほどから黙っていたケータイが突然鳴り響いた。


マックのクーポンかな? 何気なくケータイを開くと、見知らぬアドレスからのメールだった。




『お友達は預かった』




添付された写メには、顔中痣だらけでボロボロな姿の少年が写っている。


全体的に暗く画素は荒いが間違いない。


海斗……!


無意識の内に、俺の脚は勝手に走りだしていた。