あの日、あの春の暖かい陽だまりの中、ハルを拾った。 子猫じゃないのに、なんで飼ったんだっけ? ――あぁ、人懐っこくて、でも一人ぼっちで……。 俺が守ってやろうって決めたんだ。 「渉さんちのハルちゃん元気?」 「ん? うん……大きくなった」