―ピピピピピピピピピ いつもと同じリズムで鳴る目覚まし時計。 そろそろ単調なこの音にも飽きてきた。 「新しい時計欲しいな」 なんて呟いて、ふと左を見た時、心臓が止まるかと思った。 俺の左腕を枕にしたハルが、気持ちよさそうに寝息を立てていたんだ。 「……っ!?」 ――待て、思い出せ。 昨日の事を今すぐに!!