「きっと、もう私たちは部屋にいないのよ」
マレイネスがうつむきがちにいうものだから顔は見えなかった。
声色も至って綺麗なまま。
「そっか、じゃあしょうがない、チャスは知らないのか」
トリッティーは納得したみたいに腕を組んで、羽だらけのベッドに勢いよく座りこんだ。
羽が、ふわりと飛んだ。
当のチャールズにしたら意味は解らないが説明する気になったことに満足した。
「ボクらの設定だよね」
「設定?あぁ、うん……」
設定?設定?
自己紹介とかじゃなくて?
チャールズが疑問に首を傾げていると鍔をつまんで少年が喋りだした。



