リズムよく動くその姿がふいに飛びあがった時には夜空に訪れた、キラキラ光る流れ星だとチャールズは思った。
窓辺から見上げる夜空はチャールズにとっては小さな、しかし手の届かない幻だった。
ひとりで見上げた夜空に現れる動く星は衛星で、それはとてつもなくさめた気分にさせる
しかし
気ままに現れて瞬く間に消える輝きは、なんだか、とっても、チャールズにとっては安心できる遠くて身近な存在だった。
その星は流れるように音もなく上に上に、でたらめな段差をかけのぼり天井に届くかというほどの場所で一旦足を止めたかと思うと、一度身を屈ませて一瞬で体を飛び上がらせた。
「あ!?」
瞬間、チャールズはトリッティーの注意も忘れて声を出していた。
一瞬、ほんの一瞬だけ、真っ白な猫と目があった気がする……。
一瞬だったのは猫が天井に吸い込まれていったから。
白い固体は瞬く間に消えたから。



