byソウタ


約束してた日曜日になった。

俺は、別に行かなくても
よかったのに、強制的に
行くことになった。


「あたしの過去の話ききたい
 ひと~。」


アイちゃんが移動中の車の中で
いきなり言った。


「はーい!!」


アカリは、すごい聞きたがってる。


「ソウタと、サトシは・・?」


「「・・・はい・・・。」」


「あたしが、あんたたちぐらいの
 歳のときね、あたしは、コウタのコト
 がずっと、スキだった。

 でもね、ライバルが現れたんだ。

 それが、サトシとアカリの事務所の
 社長。ミリヤ。」


そこが、ミリヤっつー人とライバル
だったってとこか。


「でもね、ある日、ミリヤと
 コウタが付き合ってるって噂が
 ながれたんだ。」

「へぇ・・・。
 そうなんだぁ。コウタクン・・・。」


アカリがコウタクンのことを
冷たい目で見てる・・・。


「いや!
 あれは、ただ、あいつが一回デート
 してくれたら、俺のコトあきらめる
 ッて言ってきたから、デートしたら
 クラスのやつらに見られたっていうか・・・。」