っていうか咲都……。 俺に「ウザい」って言っちゃったの、ずっと気にしてたのか? 何それ、咲都めっちゃイイ子じゃん! いや、俺は咲都と出会ったあの日から、咲都が充分優しいってことは知ってたけどね。 なんだか無性に嬉しくなって、感動しちゃって。 身体がウズウズしてきて。 気が付けば俺は目の前の咲都を、ギュッと、抱き締めていたんだ。 「えっ!?どうしたの!?……あっ、もしかして今、兵藤くんすごく嬉しい?」 俺の腕の中。 一瞬抵抗しかけて、咲都は止めた。