私達はやっと正門の近くに着いた。しかし… 私「えー…」 歩奈「なんやねんこれ…」 正門の先には、今さっき上ってきた坂よりも、もっと急な上り坂があった。 自転車通学の人はヘルメットを脱ぎ、自転車をおしてその坂を登っている。かなりしんどそうだった。 その姿を見ながら私達は「魔の坂」を登り終えた。 体力が、ほとんどなくなってしまった。登校するだけで、疲れてしまう。何なんだこの学校の通学路は。 歩奈「やばいよあの坂。もう疲れたわー」 私「まともな道ないんかここ」 歩奈「あったら教えてん」