お店を出てたらもう二人はいなくなっていたので今日はこのまま解散となった。
あたしは家に帰り夕飯を食べてお風呂にはいった。
お風呂からあがって自分の部屋のベットに腰掛けると近くにあったケータイが目に入った。
放課後のこと、祥本人に聞いてみようかな。
ケータイを手に取り祥に電話をかけた。
プルプル
ガチャ。
「はい、もしもし」
ケータイの向こうから祥の声が聞こえた。
「あ、もしもし祥?あたしりさだけど」
「あー、りさか。どうした?」
「あのね、放課後もしかして祥、黒川さんと一緒にいた?」
「うん、一緒にいたけどなんで?」
「ちょっと見かけたから。黒川さんと一緒にいるなんて珍しいなって思って。」
「あ、うん。実は今日委員会あってさ。んでついでに一緒に帰っただけ。」
あ、そうか。
祥と黒川さんクラス委員長だったもんね。
そっか…。
なんだ…。
「そうなんだ。なんかごめんね。こんなことで電話しちゃって」
「いや、いいよ別に。

「うん、それじゃあ明日また学校で。」
「おう。じゃあな」