「いかにも真面目ぶっちゃって本なんて読んで…きっも───っ」


久美子ちゃんが言う。

それに同調する私。



最高に気分がよかった。


和田さんはきまずくなったのか席を立ち、教室を出て行ってしまった。



それを確認すると、久美子ちゃんはさっきと変わらなく会話を続けた。





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「ね。そいえばさあ~っ真理子って彼氏とかいんの??」


私はいきなりの質問に顔を赤くした。

彼氏なんていたことない。
ましてや好きな人とかいたことない。



「い、いないよ~。久美子ちゃんは??」


「うちはね-俊也!矢沢俊也って人が好きなんだあ~」

矢沢、俊也?
聞いたことない名前。






「俊也がこの高校行くっていってたからうちもここ受験したの♪」


そういう久美子ちゃんの頬は真っ赤に染まっていて可愛い乙女の顔をしていた。



「協力、してね♪」

「もちろんっ」