先生の話が終わって、久美子ちゃんの席へ急ぐ。 だけど、その前に クラスの人に呼ばれた。 「有岡さん、あの子が呼んでるよ。」 「あ。佳代ちゃん!!!」 佳代ちゃんと毎日一緒に帰る。 そう約束してたっけ。 「帰ろ──っ」 「うんっ…じゃあ久美子ちゃん、ばいばい!!」 「ばいば~いっ☆」 「真理子も無事、友達できたね♪」 帰りのバス、佳代ちゃんがそう言ってくれた。 「うん!佳代ちゃんは?」 「あたしもできたよ☆」