「うわー、人がいっぱいいるー」 テレビの報道を見てか、やじ馬がさらに増えて警察官が慌ただしく整理していた。 智の後ろから哀が出て来て現場を見渡す。 「中の様子が知りたいな」 「ああ」 状況さえ分かれば、動きようもある。伊織が一人の警官に聞こうとした時、声をかけられた。あまり聞きたくない低い声。 「やあ、これはこれは、学園騎士の皆様」 「どうも…」 伊織は目も合わさず、軽く会釈する。