ちょっとだけ2人を睨み付けた後、私は倉庫を見回した。 あの頃と変わらない。 皆笑っている。 皆―…私を迎えてくれた。 やっぱり暖かいな…… だから、もうちょっと早く来ればよかったよ。何て思っちゃうね。 皆ありがとう。 皆大好き。 多分顔が緩んでいるだろう私に結真の声が届いた。 「蘭さん。特攻服着ませんか?」 その言葉に私は「うん。」と緩んだ顔を笑顔にして答えた。