「こりゃぁすごいぞ!本当に頭でお願いするだけでなんでもできるんだなぁ」
と、父親が感心した


「うん」
僕はやっとみんなのようにこの力が使えるようになったんだと思うと嬉しくて仕方なかった


自分自身でもまだ、どんなことができるのか分からないけれど…


とにかく両親を喜ばすことができればと思っていた


しかし………


低い声で母が
「リク、よ〜くきいてちょうだい」